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産官学連携で実現するAIホスピタルの展望と挑戦

藤田医科大学は産官学連携推進センターを設置し、地域・企業と連携しながら、医療ロボットや人工知能(AI)を活用した先進的な取り組みを推進しています。また、地域の患者さんの健康拠点を構築するため、臨床検査データを一元管理し、利活用に取り組んでいます。

藤田医科大学 産官学連携推進センター長 教授 齋藤邦明先生、藤田医科大学病院 臨床検査部 部長 伊藤弘康先生に、取り組みの背景や目的、データの利活用による新たな価値の創造についてお話を伺いました。

インクルーシブ リーダーシップ座談会レポート

メディカルジャーニーで2023年4月~7月に配信したWebセミナー「変化の時代に成果を出すリーダーシップのコツ」で座長を務められた九州大学病院 検査部 技師長 堀田多恵子先生をアドバイザーに、兵庫医科大学病院 臨床検査技術部 部長 狩野春艶先生、佐賀大学医学部附属病院 臨床検査技師長 於保恵先生、奈良県立医科大学附属病院 中央臨床検査部・輸血部・病院病理部 技師長 倉田主税先生を座談会メンバーとしてお迎えし、多様なメンバーを抱える検査室の組織長として、臨床検査の現場における人材育成や組織マネジメントに関する課題解決について、ディスカッションいたただきました。

臨床検査業務に付加価値を生む臨床支援課の取り組み

諏訪赤十字病院 検査・輸血部 臨床支援課では、既存の検査システムの抽出データは診療のアドバイスへの活用が難しいという課題を解決するため、アボットの診断支援システム (Diagnostic Support System、以下DSS) を導入しました。検査結果の解析に基づき、診断に関するサポートを行っており、医療安全の観点でも関心を集めています。検査・輸血部 臨床検査技師長 村澤英樹先生、臨床支援課 課長 小口はるみ先生に、DSS導入までの経緯、解析ロジック構築に関する活動、3年間の運用での成果、今後の展望についてお話しいただきました。

バックキャスティングを病院経営に応用する

東京慈恵会医科大学附属柏病院 病院長 吉田 博先生(臨床検査医学講座 教授)は、全体俯瞰的に医療サービスの最適化を目指すというお考えのもと、持続的な組織づくりを実践されています。今後の超高齢社会を見据え、リスクが高いともいえるバックキャスティングの考え方を取り入れながら、柔軟に対応する病院経営、さらには、今後の医療に求められる経営計画、人材育成についてお話しいただきました。

患者さんをステークホルダーの中心に見据えた病院機能の質の向上

川崎市立多摩病院は、学校法人聖マリアンナ医科大学の指定管理のもと急性期医療病院を経営しており、市民の期待を真摯に受け止め、常に病院全体の質の向上を目指しています。病院長 長島 梧郎先生に、地域市民に健康な生活を還元するために取り組まれている、ISO 15189取得による標準的な検査体制の構築を皮切りとした病院機能の向上、継続的な業務改善活動、今後の病院経営の在り方についてお話しいただきました。

Connecting the dots. 検査部門・検査技師のプレゼンスを高める取り組み

札幌医科大学附属病院 医学部 感染制御・臨床検査医学講座 教授 髙橋 聡先生は、就任以来、臨床検査技師が臨床と研究の双方に取り組むモチベーションを高め、能力を向上させていく人材育成を実践されています。現場で育成に携わる中でのお考えや思い、臨床検査技師に向けてのメッセージをお話しいただきました。

臨床検査技師に勧める研究の魅力と可能性

国際医療福祉大学 臨床検査医学 教授 下澤 達雄先生と国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 医学部附属病院 検査部 臨床検査技師長  菊地 良介先生の対談を、全9回の動画にてお届けします。医学研究、学会発表や論文執筆にご興味をお持ちの臨床検査技師に向けて研究の進め方、臨床検査技師が研究を行う意義や可能性等について語っていただきました。また、先生方ご自身のエピソードも交えながら、これから研究を始める方にはもちろん、研究の進め方に迷いや行き詰まりを感じる方へのアドバイスとしてもお役に立てる内容となっています。

規制緩和によるインバウンド感染症拡大のリスクにどう備えるか

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催にあたり、インバウンド(訪日外国人)の増加によって、国内では普段あまり見かけない感染症が海外から持ち込まれる懸念が高まりました。そのため2019年に公開されたのが「症状からアプローチするインバウンド感染症への対応 感染症クイック・リファレンス」です。このクイック・リファレンスの作成にも携わった大阪大学大学院医学系研究科教授の忽那賢志先生に、インバウンド感染症の対応のポイントを聞きました。

災害医療を担う医療人育成の現状と課題

地震や水害などに加え感染症のパンデミックも含まれる自然災害では、組織的な活動が人的被害の軽減につながります。 熊本大学では、平成28年に熊本地震を経験し、災害支援を担う医療人の育成のため災害医療教育研究セ ンターを設置しました。 熊本大学病院 災害医療教育研究センター センター長 笠岡俊志先生に、災害医療に関わる教育や研究の取り組み 、災害支援活動における多職種連携の重要性について解説いただきます。

地域医療推進に必要不可欠なデータ活用を実現する、持続可能な仕組みとは

佐賀大学医学部附属病院は、国内で電子カルテの普及が始まった初期の段階で電子カルテを導入し、その後、電子カルテのデータを診断や治療につなげる仕組みを作ってきました。また、AIによる眼底画像診断支援システムの開発にも成功し、国が推進する医療ビッグデータMID-NETにも参加しました。その最前線で活躍してきた同大学医学部長の末岡榮三朗先生に話を聞きました。

高度急性期病院としての使命を追求するポストコロナ戦略

神戸市立医療センター中央市民病院では、2020年4月に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、約2カ月間、病院が閉鎖されました。その後、ウィズコロナの病院運営を通して着実に病院のブランド力を強化しています。ポストコロナに向けた戦略について、病院長の木原康樹先生に聞きました。

UNIVANTS of Healthcare Excellence Award 2021年度 受賞者発表

UNIVANTS of Healthcare Excellence Awardプログラムは、医療での優れた業績を引き出し、讃えるという共通のビジョンに基づき、米国臨床化学会(AACC)、国際臨床化学連合(IFCC)を始めとする7つの世界的学会・組織が実施する国際的に名誉あるアワードプログラムで、Abbott Laboratoriesがスポンサーとなり毎年受賞者が選出されます。ここでは、2021年度受賞者の優れた取り組みをご紹介します。

メディカルジャーニー学術コラム 第3回 学会発表・論文作成のための基礎知識

メディカルジャーニー学術コラムは、アボットジャパンの学術担当者が執筆する連載シリーズです。第3回は、これから研究を始めるもしくは学会発表・論文作成に興味がある方向けに、論文の構成、検索方法、研究の進め方と学会発表の方法、論文投稿の流れについてご紹介します。

院内物流管理システムがもたらす経営改善

診療報酬が期待通りに伸びず、患者数の増加も鈍化するなかで経営改善効果が期待できる取り組みとして、コスト削減が挙げられます。収支最適化・院内物流改善・医療経営コンサルティングを行うDALI株式会社の番場省吾代表取締役社長は、その手段は価格交渉だけではないと強調し、病院ぐるみの経営改善として取り組むべきと訴えます。

相澤孝夫先生に聞く Part2 本当のチーム医療実現のため、医師・コメディカルにどう働きかけるべきか

医師の働き方改革の実現に不可欠なタスクシェア・シフトを実現するためには、医師だけでなくコメディカルの意識改革も必要です。そのヒントをお伝えするため、相澤病院の最高経営責任者で日本病院会会長も務める相澤孝夫先生に話を聞きました。叱るのではなく、どこに問題があるのかを理解してもらう、また、仕組みを作ることで患者さんと接する機会を増やすなど、相澤先生のこれまでの実践は、意識改革を推進する上で参考になるはずです。 

相澤孝夫先生に聞く Part1 地域から支援・支持させる病院を目指し、大胆な改革を続ける

急性期中核病院として365日24時間救急医療を提供する相澤病院では、2014年に回復期リハビリテーション病棟を新設、さらに2016年には、地域包括ケア病棟のみの新病院を開設。その間、地域医療構想の議論を先取りする形で同院の急性期病床を92床も削減してきました。こうした一連の取組の目的と成果について、同院の最高経営責任者で、日本病院会会長を務める相澤孝夫先生に話を聞きました。

今、まさに動くとき! 臨床検査の新たな価値観創出に向けて

臨床検査技師も、今まで以上に多職種連携医療に関わり、メディカルスタッフの一員として、病院全体の業務改善の一翼を担うことを求められています。一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 代表理事副会長 横地常広氏に、日臨技の人材育成をはじめとする取り組みや展望について伺いました。

医療の就労環境を改善する病院認証事業(ホスピレート)とは

ホスピレートは、医療従事者にとって「働きたい病院」であるかを独自の視点と評価項目で認証します。医療機関の課題を明らかにして豊かな医療の提供者となる医療スタッフのための体制づくりをサポートする病院認証事業について、NPO法人イージェイネットの代表理事 瀧野敏子氏が解説します。

COVID-19の診療を支える検査室の瞬発力と持続力

昨年2月からCOVID-19の患者を受け入れてきた湘南藤沢徳洲会病院の臨床検査部では、発熱外来を受診した患者さんや入院患者さんの検査を担当してきました。さらに今年1月に発生した院内クラスターを乗り越え、止まらない検査・医療を提供し続けています。これまでの取り組みおよび今後の対応について、技師長の小山健一先生に話を聞きました。

SARS-CoV-2抗体検査 特集シリーズ① 血清学的診断

2021年2月27日に、大阪市立大学大学院 医学研究科 寄生虫学分野 准教授 城戸康年先生、特任講師 中釜悠先生にご講演いただいたWebセミナー「ワクチン接種とこれからのSARS-CoV-2抗体検査活用の可能性」の内容を、3回シリーズにてご紹介します。第1回は、血清学的診断の基礎およびSARS-CoV-2において抗体検査を活用する可能性についてお届けします。

SARS-CoV-2抗体検査 特集シリーズ② 疫学調査

大阪市立大学大学院 医学研究科 寄生虫学分野 准教授 城戸康年先生、特任講師 中釜悠先生にご講演いただいたWebセミナー「ワクチン接種とこれからのSARS-CoV-2抗体検査活用の可能性」の内容をご紹介する特集シリーズ。第2回では、感染の全体像を把握するために厚労省の抗体保有率調査からどのようなことが考えられるのか振り返ります。

SARS-CoV-2抗体検査 特集シリーズ③ ワクチン接種後の抗体評価

大阪市立大学大学院 医学研究科 寄生虫学分野 准教授 城戸康年先生、特任講師 中釜悠先生にご講演いただいたWebセミナー「ワクチン接種とこれからのSARS-CoV-2抗体検査活用の可能性」の内容をご紹介する特集シリーズ。第3回では、ワクチン接種後の抗体評価を行うことの意義や重要性についてお届けします。